発達障害について
現在の医学において、発達障害の原因ははっきりとは解っておりません。(近年では様々な原因究明がされております)
発達障害とは現在の教育定義では以下の3つに分類されています。
【自閉症スペクトラム(ASD)(アスペルガー症候群・自閉症)】
【注意欠如多動性障害(AD・HD)】
【学習障害(LD)】
(その他知的な遅れを伴うこともあります)
~~発達障害の症状にはどんなものがあるの?~~ その見分け方と診断を受けるタイミング
お子さまの発達障害で主にご家庭で判断が付きやすい症状の多くが、「発語が遅い」というところです。
定型発達のお子さまは通常1歳前後で「あー」「うー」などの発語が出て、1歳を過ぎると
「ママ」「まんま」など、【単語】が出て来ることが多く、1歳半の時点で「まんま、ぶーぶ」など、【2語】が出て来るお子さまも多い
のですが、発達障害のお子さまは1歳半を過ぎて、2歳、3歳になっても発語がないことがあります。
(1歳半検診の時点で疑われることもあります)
また、目線も合わず、お母様が声をかけても振り向かなかったり、お友達との交流がなかったり、
同じことの繰り返しをする(常同行動)、それを止めさせると酷い癇癪を起すなどの行動があれば、
専門の機関(自治体の子育て支援センターなど)に相談することも検討されると良いでしょう。
(一概にこれだけがすべて発達障害であると言えるわけではありません)
大人の場合、主にコミュニケーション障害が現れることが多いため、集団行動が苦手だったり、暗黙のルールを察知しにくいなどの
特性があります。しかし、社会に出て「大人なんだから」などと「出来て当たり前」に思われる現実が多いために、
「出来ない」自分に対して自信喪失し、「生きづらさ」を感じる方も多くいらっしゃいます。
発達障害は「出来ない自分に自分では気付かない(気付けない)」ことが多く、失敗や忘れ物が多かったり、
1度にたくさんの指示を聞き取れなかったり(マルチタスク)、注意の持続が困難であったりした場合には、
専門の診療所(心療内科や精神内科)に相談されることも検討されると良いでしょう。
(一概にこれだけがすべて発達障害であると言えるわけではありません)
※発達凸凹特性チェック(別サイト)凹凸じぶんなび「とことこ」様のリンクを貼らせていただいております
(大人の方の職業適性をチェックするためのサイトです)
(医学的診断が出来るものではありません)
どちらも、「人やモノに対する興味・関心が人よりも薄い」という特性があります。
他人の気持ちを客観的に見れなかったりするだけでなく、自分自身に対する興味・関心も薄いため、
【自分がどうして失敗をするのか】の、「どうして」という疑問すら、持てないことが多いのです。
自分に対する興味が薄いために、自分自身を振り返り、見つめ直し、冷静に判断するという行動に
至らないことが多く、失敗ばかりする自分を責めて、自尊心を失い、中には精神障害(鬱や双極性障害など)
を併発してしまうことも少なくありません。
【出来ないのは自分のせいではない】ということ、自分自身で自分に対して「なぜ」という疑問が持てるようになることで、
少しずつ【気付き】が増えて来るのだろうと思います。
~~発達障害はどうやって診断されるの?~~
病院や施設により、その診断方法は異なるかも知れませんが、主な診断方法としては【問診】【面接・行動観察】【検査】があり、
【問診】では出時からの成長の様子、日常の過ごし方や困っていることなどについて聞きます。
【面接・行動観察】では、質問に答えられる子どもには面接を行い、出来ない場合はスタッフを遊ぶなどして
特に名前を呼んだ時の反応などを観察します。
【検査】は主に心理士による心理検査、発達検査、知能検査などを行います。
当教室のレッスンはABA療育・太田ステージ・SST(ソーシャルスキルトレーニング)を
応用したオリジナルカリキュラムでで行っています。
全員が同じカリキュラムではなく、個人個人に合わせた発達段階評価表を作成しており、
お1人お1人の特性に合わせたスモールステップでのカリキュラムを実施しております。
ご入会いただいた生徒さんの親御さん(希望者)には無料にて
ペアレントトレーニング(家庭療育)をお伝えしています。
現在当教室に通われているお子さまの
主な診断名
(診断を受けていらっしゃらない方も通われています)
・自閉症スペクトラム障害(ASD)
・注意欠陥多動性障害(ADHD)
・21トリソミー
・PW症候群
・身体障害者
(その他難病・未診断の方)
